海外FXとは
海外FXとは、日本国内FX会社以外の国のFX会社を言います。FX会社は、日本以外でも世界中に点在しており、世界各国のトレーダーがFX(外国為替証拠金取引)を行っています。
日本でも日本国外のFX会社を個人や法人が利用することは禁止されていませんが、海外FX会社は日本よりサポートやサービスの質が落ち、入出金のトラブルもあることから、海外FXの利用は自己責任となっています。
海外FXと国内FXの違い
FX(外国為替証拠金取引)が行えるという点では、海外FXも国内FXも同じで共通していますが、スプレッドや証拠金、サービスの内容が異なります。
国内FX
- 日本の金融庁に金融商品取引業のライセンスを登録
- 入出金は、提携銀行からリアルタイム反映
- スプレッドが狭い(約0.3銭~)
- 必要証拠金は、約4万円以上~
- 最大レバレッジが25倍
- 追証あり(マイナス残高は借金)
- サポートは、もちろん日本語でスムーズ
- 何か会社として問題があった時は、金融庁が指導に入る
海外FX
- 各国の金融庁に金融商品取引業のライセンスを登録
- 入出金は、クレジットカードがリアルタイム反映
- その他の入出金は、時間がかかることがある
- スプレッドが広い(約1.0銭~)
- 必要証拠金は、約100円~
- 最大レバレッジが500倍以上
- 追証なし(マイナス残高はリセット)
- サポートは、日本語対応もあるが対応が遅い時もある
- 何か会社として問題があった時は、自己責任
特に大きな違いとしては、「最大レバレッジの大きさ」と「追証あり・なし」の点です。
レバレッジの大きさ
日本国内FX会社も、数年前までは最大レバレッジ規制がありませんでしたが、2011年から最大レバレッジが25倍に規制され、更に将来的に10倍に規制されるという話もあります。
その分、海外FX会社は、最大レバレッジ規制もなく、500倍以上を提供している会社も数多くあります。海外FX会社のXMでは、最大レバレッジ1000倍を提供している為、必要証拠金も数百円~、1ロット1,000通貨のマイクロ口座であれば、0.01ロットから取引可能なので、数十円から取引を開始できます。
追証なし*(投資金以上の損失なし、マイナス残高リセット)
追証とは、急激な相場変動により、ロスカット(損切り)が間に合わず、口座残高がマイナスになった分の証拠金を追加で払わなければならない仕組みのことです。
日本では、株取引も先物取引も含め、すべて追証があります。その為、口座残高がマイナスになった分は、借金となり証券会社へ返す義務が発生します。
海外FX会社では、追証がないところが多いです。理由としては、海外からの取り立ても難しいことが理由の一つです。海外FX会社のXMは、追証がありませんので、万が一口座残高がマイナスになってしまっても、数十分後に自動的に残高が0(ゼロ)へリセットされます。
わざわざ海外FX会社を利用する人が多いのは、このレバレッジの高さと追証なしの2点の魅力からです。日本もレバレッジ規制がなく、追証なしのサービスがあれば、資金は海外に流出することなく、日本国内FX会社も更に活気づくと思うのですが、法的にも中々難しいようです。